柏倉建設株式会社

世界から優秀な人材が集まる会社にしたい！

2022.09.01

#VOL.01 #受入事例ベトナム北海道

2013年から外国人の働き手を受け入れているのが、北海道札幌市の柏倉建設株式会社です。同社代表の柏倉さん、そして現場で活躍するベトナム人3名の声を紹介します。　（2021年10月29日取材）

企業プロフィール

所在地：	北海道札幌市豊平区月寒東2条6丁目2番18号
事業内容：	型枠工事/仮設材リース
従業員数：	107名　（内：特定技能10名　特定活動3名　技能実習13名　すべてベトナム人）
Website：	http://kashikurakk.com
初期導入：	寮の確保（従業員用の寮を活用）　調理器具の提供（炊飯器/IHコンロ）　など

給与イメージ

特定技能（総支給額）
〜33万円
賞与：～40万円/年（6月：～20万円、12月：～20万円）
技能実習（総支給額）
～28万円
賞与：～2.5万円/年（8月：～1.25万円、12月：～1.25万円）

受入企業 Interview

代表取締役社長
柏倉一大氏

受入れを決めた理由は？

　建設業はいまだ入職者が少なく、また定着率が低い状況が続いていますが、世界には日本の建設技術に興味を持ってくれている人たちがたくさんいます。そんな彼らが日本で活躍することで、国内でも建設業の魅力に、注目してもらえるのではないかと思ったのがきっかけのひとつです。

受け入れて良かった点は？

　仕事はスポーツや趣味と一緒で、やる気を持って取り組めば上達が早くなります。その点、ベトナム人は技術を習得しようと目標を持って働いているので、仕事を覚えるのも早い。すると、日本人の職人も負けていられないと励むようになり、社内の競争力が高まりました。

受入れ後の工夫や、気をつけていることは？

　仕事を教える際の伝え方には気をつけています。彼らの仕事の悩みといえば、日本人と同じで、結局は人間関係です。彼らも何か指摘されたり、叱られたりする時、一方的に怒鳴られるような理不尽なことをされれば、やる気も削がれてしまいます。同じことを教えるにしても上から物を言うのではなく、同じ目線に立って教えてあげるようにしています。

導入予定の企業へメッセージをください。

　当社では、職長をはじめとするベトナム人だけの班を作ることを目標にしています。実現すれば、同じく日本に働きにくる外国人にとっても目標になるし、ただ稼ぐだけではなく、スキルアップを目的に来日する人も増えるはずです。より優秀な人材が集まり、長く働いてもらえる可能性が高まるので、企業にとってもプラスになるのではないでしょうか。

現場で働くみなさんの声

日本での仕事や生活について、特定技能1号のソンさん、ルアンさん、そして技能実習生のトウオンさんの3名にお話を伺いました。

ソンさん

家族の期待に応えるため、まずは型枠施工技能検定2級の取得を目指す！

　日本の建設技術の高さを知り、学びたくて来日を決めたというソンさん。型枠施工技能検定2級の取得に向けて、今は図面の読み方を勉強しているそうです。「図面をコピーして持ち帰り、わからないところを職長に聞いて教えてもらっています」。ベトナムにいる家族も応援してくれているようで、現場では母親の手作りマスクをしてがんばっています。