彼らの“お母さん”として、
何かあったらすぐに駆けつけます
取締役
庄司 倫子 氏
庄司さんはインドネシア人の世話役を担当しています。自宅が寮に近いこともあり、何かあればすぐに駆けつけているそうです。特定技能外国人や技能実習生とはプライベートでも交流があり、「お母さん」と呼ばれるほどの心強い存在になっています。
何もわからない状態から、気づけば「お母さん」に
受入れをスタートしたばかりの頃は、どのような心境でしたか?
初めて受入れの話を聞いた時は、正直「えーっ」と思いました。どう接してよいかわからないし、もちろん言葉だってわからない。そんな状態で受け入れて大丈夫なのか、とにかく心配でした。でも、実際に彼らと接してみると、かわいくて仕方がない(笑)。「お母さん」と呼ばれるようになって、私も我が子のように接しています。
言葉でのコミュニケーションはどうでしたか?
1期生の時は、現地で日本語をきっちり学んできていたので、思っていた以上に大丈夫でした。彼らの言葉は、ゆっくり話せばお互いに理解し合えるレベルだったので、コミュニケーションではそれほど困ることはなかったです。
辛い時に電話がきて、話を聞き続けたことも
受入れ当初、具体的にどのようなサポートをしていましたか?
まずは生活するのに必要なのが買い物です。そこで、最初は彼らの望む物が安く購入できるお店にいくつか連れていきました。部屋へも頻繁に行き、掃除などのチェックもしていました。一度、私が飼っている犬を連れていったら「かわいい!」「また連れてきて」というので、何度か寮へ愛犬を連れて通ったこともあります。
本当に「日本のお母さん」といった存在ですね
技能実習生の内の2人がフットサルをやっていて、それを観戦しにいったこともあります。たまたま近くだったので、応援にいきました。また、一緒にご飯を食べにいくこともあって、一緒にお酒も飲んでいます。「彼女とはどうなの?」「どこに住んでいるの?」など、いつも恋人の話で盛り上がっています。
彼らとの交流で印象に残っていることは?
技能実習生が結婚した時、写真を何枚も送ってきてくれたのはうれしかったですね。あとは、お父さんが亡くなってしまった人がいて、そんな辛い状況の時に「お母さん」と電話がきたことがあって。何もできないですが、とにかく話を聞いてあげました。後日に「お墓参りにいきたいから休暇がほしい」と相談があったので、会社に掛け合い許可をもらいました。
「外国人」ということを意識すると失敗する
日本人とインドネシア人の違いを感じたことはありますか?
日本人はあまり本音を言わない人が多い印象ですが、彼らは素直なのでなんでも話してくれます。相談事も多くて、自分も悩んでしまって眠れなくなることもありました。でも、正解を出す、出さないではなく、必ず話し相手になることだけは心がけています。
外国人と上手に付き合っていくコツはありますか?
こちらから飛び込んでいかないと駄目ですね。待っていては心を開いてくれません。また、日本人がコミュニケーションをとるうえで、相手が外国人ということをどこか意識してしまい、気を使ったり、構えてしまったりするとうまくいかない気がします。まずは「心配なことはある?」とか「困りごとはない?」と、少しずつ距離を縮めるのがコツかもしれません。
(2024年10月3日取材)
