日本で建設業に従事する外国人就労者は、母国の家族の生活を援助するため、また、日本の建設技術を習得するために、日々異国の地でがんばっています。そんな彼らは、キャリアプランをどのように考えているのでしょうか?
将来、自国へ帰ったらどんな仕事を選ぶのでしょうか?アンケート結果から読み取れる、そんな「となりの外国人就労者のホンネ」を見ていきます。
期 間: | 2022年9月30日〜11月2日 |
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対 象: | JAC賛助会員及び国交省システム登録企業(5,604社) |
方 法: | インターネットとメールによるアンケート(複数回答方式) |
回答数: | 外国人就労者1,315名 |
外国人就労者が考えるキャリアプランは?
こんな目標があります!
今後目指している在留資格
※JAC会員企業の外国人就労者の回答です。
半数の外国人就労者が特定技能2号として日本で長く働きたいという希望をもっている
6割以上の外国人就労者が特定技能を目指していることがわかります。2割程度の「特に決めていない」と回答した人は、働くなかで自身の方向性を定めていくことが予想されます。
建設のなかで、他にやってみたい仕事
※JAC会員企業の外国人就労者の回答です。
「特になし」を選んでいる半数以上の外国人は、現在の仕事に対する満足度が高いのかも!?
回答としてはほとんど差異のない結果となりました。そのなかでも回答数が多かったのが「建築大工」と「内装仕上げ」で、他業種から少なからず注目されているようです。
こんな将来考えてます!
今後働いてみたい国
※JAC会員企業の外国人就労者の回答です。
2割程度の人が、この先の日本での経験次第で回答が変わることが予想される
自分の国へ戻る可能性はあるものの、日本で働きたい意向を持つ外国人は5割近くいることがわかります。受入企業のサポート次第では、日本でキャリアを積む外国人はまだまだ増えそうです。
自分の国に戻って働きたい会社
※JAC会員企業の外国人就労者の回答です。
2割以上の人が「母国での起業」という明確な目標をもっているのも興味深い
「自分の国の会社」とほぼ同数に「自分の国にある日本の会社」があり、日本に良い印象をもつ人が少なくないようです。また「戻るつもりはない」と日本で働き続ける覚悟を感じる回答もありました。