株式会社小室塗装店

来日の理由と真剣に取り組む姿勢が
彼らの成長の源

2025.09.30

#VOL.08 #受入事例 ベトナム京都府PICK UP

京都府の株式会社小室塗装店では、2019年から受入れを開始し、現在も外国人を雇用しています。今回は、同社代表の小室さんとベトナム人2名の声をご紹介します。 (2025年7月14日取材)

企業プロフィール

所 在 地: 京都府京都市伏見区深草西浦町8-42
事業内容: 建築塗装/各種リフォーム工事
従業員数: 11名 (内:特定技能2名 技能実習1名 すべてベトナム人)
Website: https://komuro-paint.com/
初期導入: 住居確保 生活家電 ベッド テレビ Wi-Fi環境 その他住環境一式 など

給与イメージ

  • 特定技能(月額基本給)
    約22万円
  • 技能実習(月額基本給)
    約18万円

受入企業 Interview

代表取締役
小室 浩之

受入れのきっかけは?

 日本人の入職者が目に見えて減ってきていた時に、社内から「受入れという選択肢もあるのでは?」と声があがったのがきっかけです。外国人を受け入れるのに抵抗はなかったのですが、技能実習生だと数年で帰国してしまいます。どうせなら長く一緒に働きたかったので、特定技能制度の話を聞いて即決しました。彼らの働きぶりに、大正解だったと思っています。

仕事の教え方で工夫したことは?

 何よりも課題になったのが言葉です。初めは日本語もたどたどしくて、うまくコミュニケーションがとれませんでした。英語なら通じるかと思ったら、それも通じない。悩んだ結果、思い切って日本語だけで会話を続けたほうが覚えも早いはずと、伝わらないことを承知で、日本語で教え続けました。今考えてみても、そのほうが日本語力の向上は早かったと思います。

生活へのサポートは?

 今はスマートフォンひとつあれば、海外でも生活できる時代です。特に若い人たちは順応力が高く、日本での暮らしに慣れるのも早いです。だからこそ必要以上に干渉せず、日本人と同じように接することを心がけていますが、困った時にはすぐに相談できる関係性をつくっておくことが大切です。生活における細かな不安も、話せば早く解決できると感じています。

導入予定の企業へのメッセージをください

 外国人を安く使える労働力だと、勘違いだけはしてほしくないです。日本人と同じく、きちんと雇い、しっかり育てることが何より大切。当社のベトナム人たちは、現場で監督と日本語で打ち合わせができるまでに成長しました。なかには自動車免許を取得し、一人で現場を任せられる人もいます。そこまで育てれば、大きな戦力となり、会社にとって欠かせない存在になります。信頼関係を築けば、必ず応えてくれる仲間になってくれます。

現場で働くみなさんの声

 日本での仕事や生活、またこれからの目標について、同社に在籍するベトナム人のルアンさん、ティンさんにお話を伺いました。

ルアンさん
幼なじみと一緒に来日し、働けたので、とても心強かったです!

 特定技能2号のルアンさんは、高校時代の夏休みに経験した左官のアルバイトがきっかけで建設業に興味をもちました。面接では、偶然にも幼なじみのティンさんと一緒に合格し、来日。「寮生活では支え合いました」。初めて乗った電車で一緒に大阪へ行こうとした時も、「乗り換えがわからず別の場所に着いた時は二人であわてました」と笑います。同郷の心強い仲間です。

ティンさん
「わからへん」がわからなかったことは、今では笑い話です(笑)

 来日の際、持参したのはナンプラーやカップラーメンなど1カ月分の食料。日本食は慣れましたが「納豆はいまだに苦手」。現場ではわからないことをそのままにせず、「もう一度やらせてください」と挑戦を重ねて苦手を克服。でも、てこずったのは関西弁でした。「『わからへん』には戸惑いました(笑)」。実家の改修を目標に働き、見事実現した家族思いの努力家です。

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掲載号

Visionista/VOL.082026|winter

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