国籍に関わらず若手を親身に育てることが大事
愛知県の株式会社大智建設では、2018年から受入れを開始し、現在も多くの外国人を雇用しています。今回は、同社代表の青山さんとベトナム人3名の声をご紹介します。 (2024年10月25日取材)
企業プロフィール
| 所 在 地: | 愛知県あま市二ツ寺小畑27 |
|---|---|
| 事業内容: | 建設躯体鳶工事 |
| 従業員数: | 37名 (内:特定技能9名 技能実習4名 ベトナム人、ウズベキスタン人) |
| Website: | https://tobiootomo.com/ |
| 初期導入: | 寮の確保 生活家電 Wi-Fi環境 自転車 社員食堂 |
給与イメージ
- 特定技能(月額基本給)
約23万円
※技能習熟等に応じた昇給あり、勤怠成績等により決定、賞与有(年2回) - 技能実習(月額基本給)
約19万円
受入企業 Interview
代表取締役
青山 巧 氏
受入れを決めた理由は?
入職者が減っていくなかで、今まで培ってきた技術やノウハウをどのように継承していくべきか、悩みを抱えていました。そこで若い外国人の力を借りたいと考えるようになり、実際に何カ国か視察に行ってみたところ、まだ経済成長の途中で、街中に活気があったのがベトナムでした。やさしく素直な国民性も日本人とマッチすると思い受入れを始めました。
受け入れて良かった点は?
鳶(とび)は主に力仕事が多く、身体能力や体力面という点でも若い方のほうが向いている業種です。あくまで私の感想ですが、特に若いベトナム人はバランス感覚が良く、物覚えも早い。足元の悪い高所でも問題なく力を発揮してくれているので非常に助かっています。
受入れ後の工夫や、気をつけていることは?
仕事の危険性を伝える努力は常にしていました。私の印象だと、ベトナム人は何に対しても“何とかなる”精神で物事を考えるところがあります。それは仕事に対しても同じで、少し危険度や難易度が高い作業でも、あまり深く考えず手をつけてしまうことがあり、怪我や事故につながりやすい。そこで、最初は通訳を用意して作業内容の危険度を理解させていました。
導入予定の企業へメッセージをください。
今の時代、外国人や日本人に関係なく、昔の感覚で育てていたら、ほとんどの人が辞めていってしまうと思います。国籍は問題ではなくて、いかに仕事がしやすい環境を整えてあげるか、それが会社を成長させる鍵になるのではないでしょうか。「外国人は失踪するのではないか」といった不安を耳にすることもありますが、そこには不満や問題があったということ。真摯に向き合い、自社を見直すことが大事だと思います。
現場で働くみなさんの声
日本での仕事や生活、またこれからの目標について、同社に在籍するベトナム人3名にお話を伺いました。
ゴックさん
一日の終わりに仲間たちと過ごす時間が癒しになっています
日本で働き始めてからうれしかったことを聞くと、「現在の会社はベトナム人がたくさんいるので安心感がありますね。そして、社長がすごく親切です」と教えてくれたゴックさん。ベトナムは夜になると親戚や友達の家に集まることが多いそうで、そうした意味では寮生活もベストだったとか。「みんなで食事して、たくさん話をする時間が癒しになっています」。
ナムさん
一人でできることが増え、仕事にやりがいをもてています
日本に来たばかりの頃、仕事の忙しさに悩まされたというナムさん。「睡眠時間がベトナムにいる時より短くなったのが一番きつかったです」。そんななかでも現場で先輩たちに仕事を教えてもらいながら、今では一人で何でもこなせるようになったとか。「高所での作業は危険がつきもの。でも今は安全第一に仕事ができるようになり、やりがいも出てきました」。
チュアンさん
仲間とビリヤードをしている時間が何よりも幸せ!
ベトナムの軍隊に2年間入隊していたチュアンさんは体力に自信があったものの、仕事はまた別の話。「慣れるまでは大変だったけど、みんながやさしく仕事を教えてくれました」。ビリヤードが得意で、社長にお願いして寮に台を設置してもらったそうです。「毎日みんなとプレイしていて、最高の寮生活になっています(笑)」。




