君たちの力は我が社の未来に輝きを与える
鹿児島県の株式会社⼭之内⼯建では、2014年から受入れを開始し、現在も多くの外国人を雇用しています。今回は、同社代表の山之内さんとベトナム人3名の声をご紹介します。 (2023年11月30日取材)
企業プロフィール
所 在 地: | 鹿児島県鹿児島市東谷山7-8-22 |
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事業内容: | 鉄筋コンクリート構造の型枠工事 |
従業員数: | 40名 (内:特定技能3名 技能実習9名 ベトナム人、中国人) |
初期導入: | 寮の確保(会社近くに一軒家を借り受ける) 生活指導員 エアコンなどの生活家電 自転車 など |
給与イメージ
- 特定技能(月額基本給)
約21.6万円〜
※諸手当の定めと会社業績・勤怠成績等により決定 - 技能実習(月額基本給)
約16万円〜
受入企業 Interview
代表取締役
山之内 守 氏
受入れを決めた理由は?
建設業は3K(きつい、汚い、危険)のイメージが根強く残っている業界です。それもあって、約10年前から若手が入社しない、入社しても定着しないといった状況が起こるようになりました。いずれは外国人の力を借りる時代が来ることは予測していたので、2014年から受入れをスタートしました。
受け入れて良かった点は?
まず受入れ前にベトナムへ行って直接面談を行ったのですが、とにかく若くて明るく、彼らなら会社の未来を任せられると確信しました。実際に受け入れてから、彼らとは友達のような関係を築いています。おかげで社内の日本人たちも一気に明るさを取り戻して、会社の雰囲気も若返りました。
受入れ後の工夫や、気をつけていることは?
彼らは私たちを頼って日本へ来ています。でも、逆を言えば、私たちは彼らを頼りにして仕事が成り立っているんです。それを考えれば、お互いに頼り合う同士、さほど立場に差はありません。だからこそ、普段から同じ目線で接することを心がけています。彼らからジョークを言ってきますし、ふざけ合ったりもします。社長だからと偉そうな態度は決してしません。
導入予定の企業へメッセージをください。
実際に受け入れてみてわかったのは、彼らは本当に優秀で実力がある人たちばかりだということです。だからこそ、単に手元作業をさせるだけの人材にしておくのは本当にもったいない。お金も大事ですが、まずは技術をしっかり教えることが大事で、そうして身についた技術は彼らが一生使えるものです。ぜひ彼らが日本にいる間に、立派な職人にしてあげてほしいですね。
現場で働くみなさんの声
日本での仕事や生活、またこれからの目標について、特定技能2号のロンさん、特定技能1号のクイさん、技能実習生のフインさんの3名にお話を伺いました。
ロンさん
特定技能2号になって家族を呼べる、それが何よりもうれしい
「ずっと前から日本で働き続けることが目標だった」というロンさん。2023年10月には、型枠業として九州初、全国でも2人目となる特定技能2号を取得しました。「これで家族を日本に呼ぶこともできます。また、車の免許も取ることができました。これで安心して暮らすことができる。今はそれが何よりもうれしいです」そう満面の笑顔で話してくれました。
クイさん
型枠の仕事がおもしろくて好きになりました!
2021年に特定技能1号になったクイさんは、家族を支えるために日本の建設業で働き始めました。実際に現場で作業をしてみると「型枠という仕事がとてもおもしろくて好きになりました。難しい作業も楽しくできています」。ロンさんとは故郷が同じで、いつもお世話になっているのだとか。「本当にやさしい先輩です」尊敬する先輩に続く活躍に期待です。
フインさん
人の見本になるような立派な職長を目指す!
フインさんは日本語能力試験のN2を取得しており、読み書きがとても得意です。「でも、話すことはちょっと苦手(笑)」。日本は自然豊かできれいな国だと聞き、生活してみたいと思ったのがきっかけで来日したとか。実際に来てみると「川の美しさには驚きました」。目標は、ロンさんのようになること。「人の見本になるような立派な職長を目指しています!」