株式会社ハヤブサコーポレーション 株式会社隼ビルド

彼らの思いに応え、母国へ無事帰国させる。
それが我々の「責任」です

2023.02.01

#VOL.02 #受入事例 ベトナム岡山県
株式会社ハヤブサコーポレーション 株式会社隼ビルド

岡山県の株式会社ハヤブサコーポレーション・株式会社隼ビルドでは、2004年から受入れを開始し、現在も多くのベトナム人を雇用しています。今回は、統括責任者の岡本さんとベトナム人5名の声をご紹介します。 (2022年7月23日取材)

企業プロフィール

所 在 地: 岡山県倉敷市帯高171
事業内容: とび・土工/土木/塗装
従業員数: 36名 (内:特定技能5名 技能実習11名 すべてベトナム人)
初期導入: 寮の確保 生活家電一式 調理器具の提供 Wi-Fi環境の整備 など

給与イメージ

  • 特定技能(月額基本給)
    約33万円~
    賞与:20~30万円
  • 技能実習(月額基本給)
    約17~30万円
    賞与:15~20万円
    ※技能習熟等に応じた昇給あり
統括責任者 岡本 啓志 氏

受入企業 Interview

統括責任者
岡本 啓志

受入れを決めた理由は?

 知り合いから受入れ事業についての話を聞いて、外国人材を育成する取組みに興味を持ったのがきっかけです。最初に中国人を受け入れたところ、日本人に負けず劣らず仕事熱心で、そのがんばりは目を見張るほどでした。それからは毎年、外国人を受け入れています。

受け入れて良かった点は?

 海外から働きにきている方たちは、とにかくハングリー精神があります。当社では、技術レベルによる昇給制度を設けていて、それが外国人のモチベーションアップにつながっています。すると、それを見た日本人も負けじとがんばり、お互いに良い相乗効果が生まれています。

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受入れ後の工夫や、気をつけていることは?

 まず大切だと思っているのが、近隣に対して迷惑をかけないことです。地域の清掃活動があれば早朝から掃除を始めて、町内の方々が家から出てきた時には終わらせておく。町内の収入になる廃品回収があれば、どこよりもたくさん集めて出す。そうした地道な活動が近隣の方々の理解を呼ぶので、地域に貢献できることを進んで行っています。

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導入予定の企業へメッセージをください。

 彼らは日本で自分なりに精一杯努力していると思います。それはなぜかと言えば、自分の将来のため、国で待っている家族のためでしょう。そうした想いを持つ彼らを受け入れる以上、理解してあげようと歩み寄る姿勢が必要です。まずは彼らの国を知るために、現地へ足を運ぶことから始めてはいかがでしょうか。

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現場で働くみなさんの声

日本での仕事や生活、また職場環境について、特定技能1号として働くベトナム出身のキエウさん、トンさん、ニャンさん、クォンさん、ヒップさんにお話を伺いました。

キエウさん
母国の家族を支えるため日々努力!

 来日当初は、ベトナムと日本での仕事のルールの違いにかなり戸惑ったようで「日本の建設業はルールが厳しい。でも、その分、安全に働けています」。母国の家族を支えたい一心で、日々、現場で汗をかいています。

トンさん
愛する家族のために今は日本でがんばる!

 「仕事から帰って、ベトナムにいる妻とテレビ電話をするのが日課です」。出会いは日本で、Facebookを通じて知り合ったのがきっかけとか。家族のためにもまだまだ日本でがんばりたいと語ってくれました。

ニャンさん
夢はベトナムで起業すること!

 ベトナムで鳶の会社を作りたいというニャンさん。「日本の建設業はとても技術が高くて、何よりも安全。鳶の仕事は大変だけど、この会社で学んだ技術を母国でも活かしていきたいです」。

クォンさん
日本での生活を満喫しています!

 岡山は夜になると街にひと気がなくなるそうで「ベトナムの若者は夜になると街へ出るので、たまに人恋しくなります」。今は休日に友人の家で、日本の瓶ビールを飲むのが何よりの楽しみです。

ヒップさん
技術を学び、母国の日系企業で働くのが目標です!

 岡山県の風土が何よりもお気に入り。「岡山は人もやさしくて、日本のことなら何でも大好きになりました」。瀬戸内海でとれる海鮮が特においしいそうで、たこ焼きも大好物だそうです。

掲載号

Visionista/VOL.022022|winter

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