心を込めて接すれば必ずうまくいく、
世界の優秀な人材に期待!
千葉県にある株式会社東京志村では、1996年から受入れを開始し、現在も多くの中国人を雇用しています。今回は、同社代表の伊東さんと中国人のテキさんの声をご紹介します。(2022年11月29日取材)
企業プロフィール
所 在 地: | 千葉県習志野市袖ヶ浦1丁目12番7号 |
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事業内容: | 建築工事業/内装仕上工事業など |
従業員数: | 20名 (内:特定技能5名 技能実習3名 すべて中国人) |
Website: | https://www.tokyoshimura.com |
初期導入: | 寮の確保(Wi-Fi環境あり) 生活家電、生活用品支給 車両確保 など |
給与イメージ
- 特定技能(月額基本給)
約21~26万円
※技能習熟等に応じた昇給あり - 技能実習(月額基本給)
約16~19万円
受入企業 Interview
代表取締役
伊東 弘樹 氏
受入れを決めた理由は?
受入れをスタートしたのは1996年でした。当社はその頃、人材に困ることなく、日本人の若手も多数雇用していました。ですが、先代の社長だった父は「今後、必ず人材不足になるはず」と考え、まだ業界でも浸透していなかった外国人の受入れにいち早く着手したそうです。
受け入れて良かった点は?
毎年、必要な人員を確保できることは大きなメリットです。もちろん来日したばかりは言葉や仕事を覚えるところからスタートしますが、2年もすればほとんどの外国人が十分な力をつけてくれます。これからも特定技能にまで育ってくれれば、会社にとってはもう大戦力です。
受入れ後の工夫や、気をつけていることは?
採用方法についてはかなりこだわり、工夫しています。現地での面接では簡単な作業をしてもらうのですが、重視しているのは技術や日本語のレベルではなく、片付けです。試験が終わったら「みなさん、片付けてください」と声をかけ、私はわざとその場からいなくなる。その時、手を抜かずに片付けをする人は間違いなく伸びます。結局、真面目な人が一番成長するんです。
導入予定の企業へメッセージをください。
建設業は、日本人だけでは成り立たない業界になると考えています。それなら、日本人の若手に加えて世界から優秀な人材を受け入れたほうが未来は明るい。私が目指しているのは、当社をラグビー日本代表のように、世界のスター選手を集めた組織にすることです。来年からは新しくインドネシア人を迎え入れる予定で、また一歩夢に近づくことができるとワクワクしています。
現場で働くみなさんの声
日本での仕事や生活、また職場環境について、同社に在籍する特定技能2号のテキさんと現場管理者の大崎さんにお話を伺いました。
翟 志国(テキ シコク)さん
特定技能2号になった今、娘にも日本でチャンスをつかんでほしい!
日本で働くことや生活することに難しさは感じていないようで、意外とスムーズに馴染めたとか。「日本は漢字を多用するので、文字を見るとある程度は意味がわかるんです」。テキさんと伊東社長が以前から目標にしていたのが特定技能2号の取得で、2022年に全国で二番目に取得しています。テキさんの今の目標は、家族と一緒に暮らすこと。「大学生になる娘にはいつか日本へ来て、自分の好きな仕事を見つけてほしい。そして私と同じように、チャンスをつかむことを願っています」。
大崎 史朗さん
先輩が後輩を指導するスタイルを確立!
1996年から約140人の中国人を受け入れてきました。私は主に職長として彼らに直接仕事を教える役割を担っています。当初は、現場で私がまず見本を見せて、それを真似させる方法で教えていました。ですが、人数が増えてくると、一人ひとりに教えることは難しくなります。そこで、日本語を覚え始めた中国人に「これを教えて」と伝え、先輩が後輩を指導するスタイルを確立したことで、ずいぶんと作業的には楽になりました。