株式会社菅原設備

彼らと共に成長し日本の技術を世界に広めたい!

2022.09.01

#VOL.01 #受入事例 中国ベトナムミャンマー愛知県
株式会社菅原設備

愛知県を拠点に給排水設備工事を展開している株式会社菅原設備。多国籍人材を受け入れており、育成に力を入れているのが特徴です。そんな同社代表の菅原さん、そして現場で活躍するベトナム人2名の声を紹介します。 (2022年3月24日取材)

企業プロフィール

所 在 地: 愛知県津島市元寺町3丁目21番地2
事業内容: 給排水設備工事業
従業員数: 52名 (内:特定技能4名 技能実習生3名 中国人、ベトナム人、ミャンマー人)
Website: https://www.agile-innovation.co.jp
初期導入: 寮の確保 生活家電一式 日本語教室サポート など

給与イメージ

  • 特定技能(総支給額)
    19万円
  • 技能実習(総支給額)
    16万円
    ※技能習熟等に応じた昇給あり 部署移動手当あり など  
    ※実務経験によって異なります。
代表取締役社長 菅原 直樹 氏

受入企業 Interview

代表取締役社長
菅原 直樹

受入れを決めた理由は?

 当社は2000年に3名で立ち上げた会社です。設立後は規模を拡大していくために人材確保に力を入れていたのですが、小さな会社に人はなかなか集まらないもの。どうしたものかと考えていた時、知り合いの経営者の方々から「外国人はとてもがんばって働いてくれる」というお話を伺いました。そこで、2004年に技能実習生を受入れたのが最初になります。

受け入れて良かった点は?

 一緒に働いてみて驚いたのは、彼らのハングリー精神でした。現場では他の従業員の仕事をすぐに覚えて自分の技術にしてしまいます。さらに「次はこれを任せてほしい」「残業してでももっと仕事をしたい」と、積極的にアピールしてくるなど、即戦力になってくれたので助かりました。

株式会社菅原設備

受入れ後の工夫や、気をつけていることは?

 受入れを始めた当初、彼ら全員に携帯電話を支給していました。まだ社外の人間とうまくコミュニケーションを取れないこともあって、何か問題が起こったらすぐに私に連絡がつくようにするためです。私たちの仕事は現場で判断しなければならないことも多いので、ちょっとしたことでも疑問や不安を感じたら、電話するように伝えていました。

株式会社菅原設備

導入予定の企業へメッセージをください。

 日本は少子高齢化がどんどん進んでいき、私たちの業界に入ってきてくれる若い人たちが、今後ますます減っていくことは目に見えています。もう海外の人材に頼ることを前提にしたほうが良いでしょう。それでも受入れを迷っているようであれば、一度彼らが働く現場を見学してみてはいかがでしょうか?きっとその働きぶりを見たら一歩踏み出せるはずです。

株式会社菅原設備

現場で働くみなさんの声

日本での仕事や生活、またこれからの目標について、特定技能1号として働くベトナム出身のトゥンさん、タンさんにお話を伺いました。

トゥンさん
強みはゲームで上達した日本語。来日予定の弟と早く同じ現場で働きたい!

 24歳で一家の大黒柱として、母国ベトナムにいる母や弟を養っているトゥンさん。日本語が得意で、日常的な会話なら問題なく話すことができるそうです。「オンラインゲームで日本人と話しながらプレイしていたら、自然と上達していきました」。来月にはベトナムから弟が来日し、現場で一緒に働く予定。今から待ち遠しいと、笑顔で教えてくれました。

タンさん
住みやすく環境のいい日本で家族一緒に暮らすのが夢!

 5歳と6歳の息子を持つタンさんは、来日する前は台湾で働いていたそうです。日本との違いを聞くと「日本はとにかく街がきれいで、騒音も少ない。こちらのほうが住みやすいです」と答えてくれました。そんな日本で家族と暮らすのが夢だとか。現在は教習所に通っていて、数年後には車を購入したいとのこと。「早く免許を取得して、自家用車で現場に行くのが目標です」。

掲載号

Visionista/VOL.012022|autumn

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