株式会社中鉃
フーさん

FUTURE

この国で暮らし続けるために
職長を目指す

2025.02.06

#VOL.06 #キャリアパス ベトナムインドネシア大阪府

海外で働くことは、人生において大きなチャレンジです。特定技能外国人は、どんな経験を経て「今」にいたるのか。「この先」にどんな夢を見据えているのか。チャレンジャーたちのキャリアをご紹介します。

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氏名VU DINH PHU
愛称フー さん(34歳)

特定技能開始日:2021年11月1日
滞在期間:11年目
出身:ベトナム
2024年11月29日取材当時

FUTURE ベトナム
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日本人の働き方に触れ日本行きを決意

 ベトナムの日系企業で働き、日本人の働き方に触れたことが、日本行きを決めるきっかけとなりました。日本人のルール遵守や清潔さなど、その姿勢に感銘を受け、専門学校を卒業後、送り出し機関を通じて日本で働く道を選びました。

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 送り出し機関で簡単な日本語や生活方法を学び、2013年6月に日本へ。

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暑さと関西弁に戸惑う毎日

 入社当時、夏の暑さのなかでの作業が大変でした。また、来日前に日本語を学んでいたものの、現場で飛び交う関西弁や業界特有の専門用語に戸惑うことも多くありました。先輩に教わりながらも、スマホで言葉を調べるなどして努力を重ねました。

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仕事のレベルが上がり後輩たちを指導する立場に

 2年目に入ると、図面を見ながら自ら作業を進められるようになり、仕事のレベルが大きく向上しました。なかでも、日本でも有名な銀行の工事に携わったことは特に印象深く、完成した建物を電車から見かけるたびに友人に自慢してしまうほど達成感を味わいました。また、ベトナム人の後輩を指導する立場になり、プライベートでは花見や紅葉を一緒に楽しむなど、日本での生活のなかでたくさんの思い出を作りました。

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標準語と関西弁を使い分けられるようになった

 3年目には日本語の理解も深まり、少し余裕が出てきました。日本の「お笑い」や職場での談笑から、関西弁も自然と身につきました。さらに標準語との使い分けができるようにもなりました。

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 技能実習生として千葉に来ていた故郷の村の6歳年下の女性と2015年に交際を開始し、2019年に結婚。

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「日本にずっといたい」特定技能制度を知りすぐに移行を決意

 特定技能外国人の制度ができたと知った時は本当にうれしかったです。日本に長く滞在したいと思っていたので、迷わず移行を目指すことを決めました。特定技能1号になってからは、現場での責任も増え、立ち振る舞いやマナーも求められるようになりました。作業の合間には「現場では皆さんにあいさつすることが大事だぞ」「遅刻は厳禁だ」「こういう場面ではこの服装がいい」といったアドバイスをあらためて先輩たちからもらい、とても勉強になりました。

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 特定技能2号へ移行

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 今は主任として職長をサポートしています。日本人、ベトナム人、そして新たに受入れをスタートしたインドネシア人やフィリピン人に指示を出す立場になり、教えることの難しさを実感しています。今後は図面をすべて理解できるようになり、ベトナム人初の職長になるためにがんばっていきたいです。

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 今はベトナムにいる5歳の娘をいつかは日本で育てたいと思っています。

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管理課 係長
岡村 亘

先輩社員岡村さんからメッセージ

 フーはもともとリーダーとして活躍していましたが、主任職を任せたことでさらに自覚が芽生え、後輩への指導や現場の管理により積極的に取り組むようになりました。現場では、多国籍の従業員とも日本語でコミュニケーションを図り、チームの連携を支えています。フーの明るい性格と、関西弁を交えた親しみやすい話し方は職場全体を盛り上げてくれます。職長を目指して努力を続ける姿は頼もしく、今後の成長に大いに期待しています。

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VU DINH PHU

掲載号

Visionista/VOL.062025|winter

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