2号になった彼らに多くの現場を任せられる
責任者へと育ってほしい
愛知県の大栄電設株式会社では、2024年から受入れを開始し、現在も多くの外国人を雇用しています。今回は、同社代表の下平さんとベトナム人3名の声をご紹介します。 (2026年1月30日取材)
企業プロフィール
| 所 在 地: | 愛知県犬山市楽田青塚1-12 |
|---|---|
| 事業内容: | 建築電気設備工事/受変電設備工事 など |
| 従業員数: | 43名 |
| 受入状況 特定技能:11名 (すべてベトナム人) |
|
| Website: | https://www.daiei-co.jp/ |
| 初期導入: | 寮の整備 作業環境の整備 社内教室の設置(2部屋) 技能試験用の設備導入 外国人支援人員の配置 など |
給与イメージ
- 特定技能(月額基本給)
約23.8万円
※技能習熟等に応じた昇給あり
受入企業 Interview
代表取締役
下平 征司 氏
受入れ後の社内の雰囲気は?
受け入れたのが日本ですでに3年ほど働いた経験のある方たちなので、日本人には慣れています。むしろ日本人側が言葉の壁で少し距離を感じていて、最初はぎくしゃくした雰囲気もありました。ただ、彼らは表情が豊かで、笑顔であいさつができます。日本語も一生懸命覚えようと努力してくれるので、自然と日本人社員も受け入れるようになりました。
受入れにあたって準備したことは?
まず、ベトナム人の教育担当者であるジャンさんを会社に迎え入れました。彼女を中心として日本語教育や電気工事士の資格取得に向けた試験対策に力を入れました。これまで曖昧だった業務手順を見直して、教育体制を整備したり、作業の流れを明文化したりといった取組みも彼女に進めてもらいました。
外国人の育成についての考えは?
電気工事士という仕事は、一人前になるまでに時間がかかります。日本人でも10年はかかるといわれる仕事なので、言葉の壁がある外国人の場合はさらに時間が必要です。だからこそ長い目でキャリアを考えてほしいと思っています。まずは小さな現場でも責任をもって任せてもらえる存在になること。そこから少しずつ経験を積み、将来的にはそれぞれが担当している現場を後輩に任せられるような人材になってほしいですね。
導入予定の企業へのメッセージをください
外国人だから、日本人だからと区別せず、同じ目線で接することが大切だと思います。彼らはパーティーが好きなので、私はできるだけ参加していて、部長や現場責任者も順番に参加して交流するようにしています。そしてもう一つ大事なのが、ジャンさんのような存在です。生活面でも勉強でも、困った時にすぐ相談できる人がいることが大きい。試験前には自宅からオンラインで講師をすることもあります。今では何かあれば、みんなまずジャンさんに連絡します。会社にとって欠かせない存在です。
現場で働くみなさんの声
日本での仕事や生活、またこれからの目標について、同社に在籍するベトナム人3名にお話を伺いました。
ムアさん
建設業へチャレンジ!温かい現場で安心して働けています
ベトナムではミシンで洋服を作る仕事をしていたムアさん。「日本に行きたい気持ちが強くて、仕事は何でもいいと思いました(笑)」。建設業では専門用語を覚えることが大変だったそうです。また、女性として建設業の現場に入ることに最初は不安もありました。しかし実際に働いてみると、「みんなの温かさや気遣いに触れて安心しました」と明るく話します。
カンさん
日本語ゼロから挑戦。頼られる電気工事士を目指す
大学を卒業してすぐ来日し、日本語の勉強をしていなかったため、「道具の名前が全然わからなくて困りました」と振り返ります。それでも、先生であるジャンさんのサポートを受けながら勉強を続け、現在は第一種電気工事士の勉強に挑戦中。「内容がとても難しい」と言いながらも前向きです。将来は現場で仲間から頼られるベテランの電気工事士を目指します。
クアンさん
「とにかく書く」努力で日本語と技術を学んでいます!
クアンさんは日本語を会社の講習だけでなく、自宅でも自主的に学ぶ努力家です。勉強方法を聞くと、「とにかくたくさん書くこと」と教えてくれました。日本に来て意外だったのは、日本人があまり家でパーティーをしないことだったとか。だからこそ、「北海道への社員旅行で、社長やみんなとお酒をたくさん飲んだのが楽しかった」と笑顔で話してくれました。




