先生や先輩の指導のもと
実務経験を積みながら
日本で働き続けたい!
海外で働くことは、人生において大きなチャレンジです。特定技能外国人は、どんな経験を経て「今」にいたるのか。「この先」にどんな夢を見据えているのか。チャレンジャーたちのキャリアをご紹介します。
愛称アキラ さん(36歳)
特定技能開始日:2021年12月1日
滞在期間:10年目
出身:ミャンマー
2024年12月23日取材当時
銀行に勤めながら夜間学校へ通学
大学卒業後、銀行で営業に従事していました。その頃、日本の大学へ通っていた友人の話を聞き、日本への憧れが芽生えたのでした。そこで、夜間学校に2年半通い、日本語を習得しました。仕事と勉強を両立する毎日は大変でしたが、日本語の理解が深まり、徐々に自信もつきました。「必ず日本へ行く」という強い意志が、私を支え続けたのです。
面接では銀行員を経験していたこともあって、計算に慣れていたことが評価され採用。2015年に入社。
憧れの日本での生活がスタート
来日後、5カ月間の実習期間があり、上司の室井先生から指導を受けました。寮では同じミャンマーから来た3人で共同生活を送り、仲が良かったので楽しく過ごせたのは良い思い出です。日本は写真で見た通り美しく、寮も清潔で快適。ただ、仕事は簡単そうに思えましたが、実際にクロス貼りをすると想像以上に難しく、苦戦しました。
徐々に体力もつき後輩を教える立場に
2年目になると、平場にビニールクロスを貼れるようになり、先輩の指導のもとで実践の機会が増えました。1年目はパテ作業が中心で、体も慣れず疲れやすかったですが、クロス貼りとパテ作業が半々になり、体力的にも余裕が出てきました。さらに後輩ができ、自分ができることを少しずつ教える立場にもなりました。
母国の日本語学校で講師として後輩を指導
3年目を終えた後、一度ミャンマーへ帰国し、現地の日本語学校で次に兼藤で働く予定の4期生向けに、パテや下地処理の工程を指導しました。さらに、日本語の基礎や会社の実習場で学んだ基本的な作業も教え、自分の経験を活かす日々を送りました。約1年の指導を経て、4期生とともに再び来日し、日本での仕事が再スタート。新たな挑戦が始まりました。
職人として活躍の場を広げたい!
特定技能1号へ移行し、責任が増すとともに、自ら判断する場面も多くなりました。作業中にぶつかった部分の修正や張り替えなど、状況を見て適切に対応できるようになり、仕事への自信も深まってきました。
第33回ジェイシフ関東技能競技大会・ジェイシフ全国技能競技大会に初出場。
大会に向けて実習場で練習し、室井先生の指導を受けながら、仕事後や日曜も練習を重ねました。会社のサポートもあり、また一つ成長できました。
2023年に国家資格1級壁装作業技能士に合格。
3年の職長経験を経て特定技能2号を目指す
3年の職長経験を経て特定技能2号へ進む計画です。日本で働き続けられるように努力を続けたいです。
先輩社員室井さんからメッセージ
ミャンマー人を受け入れると聞いた時は、言葉や文化の違いに対する不安がありました。特に宗教的な食の制限にも気を配る必要があり、教えるのもゼロからのスタートで大変でした。しかし、現場に入れば先輩たちが指導してくれるため、徐々に環境にも馴染んでいきました。仕事では基本を徹底して教えましたが、彼は驚くほど優秀でした。国家資格1級壁装作業技能士も、私は3回落ちましたが、彼は一発で合格。本当にすばらしい才能を持っています。
